量子太郎のオルタナ物理




オルタナ物理

はじめに

 このホームページでは光電粒子理論(粒子説)により物理現象を説明するオルタナティブな見方を紹介します。マクスウエル電磁気理論、相対性理論、量子力学は個別に正しいし、論理的に整合もしている。現実に様々な物理現象を正確に説明できている。また出たかトンデモ理論?とお思いの方はすぐ後のシンプルな問題にチャレンジしてみてください。現代物理学の不整合が明らかになります。現代物理理論で説明できない(と筆者には思われる)この問いの答えは光電粒子理論で明らかになります。




問題の提示 

 光電効果では光のエネルギーは振動数 に比例し(1式)、マクスウエルの電磁気学では振動数の4乗に比例する(2式)。プランクの放射式は凸型になります(3式)。これを図1に示しています。これらはどのように整合がとれるのでしょうか?

問題の提示式

光電効果、マクスウェル式、プランク式の振動数エネルギー図

                図1  エネルギーと振動数の各理論での違い

 
 光の速度を精密に測るすべての実験で光速度 C が同じ値であり、電磁気理論の波動方程式から定数としての C が自然に表れるため、光速度は一定であるとされています。相対性理論では光速度は不変であるとし、時空の短縮という概念を考え出しました。それにより相対論とマクスウエル電磁気理論は整合し、多くの物理現象を矛盾なく説明できました。しかし振動数とエネルギーについての問題にみられる違いをどう考えればよいのでしょうか。古典論と量子論の違いで済ませてはいけません。

 これから紹介する「光電粒子理論」では光速度は一定不変ではありません。光や電磁波は粒子として飛来して物質に衝突し作用します。時空の短縮を仮定することなく、ガリレイ変換が成立する物理世界を正しく説明できるのです。


光および電磁波は弾丸のように速度

速度ベクトルのガリレイ変換式

で移動します。 C0 は光速度定数、V は光源と作用点の相対速度です。時間と空間は短縮せずローレンツ変換は不要です。現在の電磁気理論の骨格であるマクスウエル方程式は空間「場」に物理的な性質がある とした考え方です。光電粒子電磁気理論では「場」の考えは用いずに「粒子モデル」に適合した新たな形に変更されます。考え方は大きく異なりますが地球上では同じになる現象が多いのでマクスウエル電磁気理論の示す結果が必ずしも間違いとはいえません。結果が大きく異なるのは宇宙や加速器などの領域での物理現象です。



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