「オルタナ物理」では「光電粒子」の飛来衝突により物理現象を説明します。光速度に制限のない別の （Alternative) 物理理論をご紹介します。
量子太郎
最新更新情報 New!
2020/6/11
11. 高速で運動するとき質量と運動エネルギーは増大する？
①カウフマン(Walter Kaufmann)の実験など
②ベルトッツイ(William Bertozzi）の実験
③光電粒子理論では質量は増大しない
2020/3/17
④相対論的ドップラー効果の検証実験
－マッカーサー（D.W.MacArthur）らの実験－
目次
物理理論で誰もが知っている 有名な３式についての問題提起です。
波と粒子の２重性は量子論と似ていますが、粒子に内包する波として説明します。
（１）運動と静止の定義
光源と作用点の相対位置関係のみが必要で、異なる慣性系を考えることに意味はありません。
（２）運動の相対性
他者中心でも自己中心でも物理法則は同じです。
（３）速度の合成
速度の合成はローレンツ変換ではなくガリレイ変換によります。
光の速度は不定です。上限はありません。
光源または作用点が運動するときは波長が一定で光速度と振動数が変わります。光電粒子理論と相対性理論の違いについて説明しています。
光の速度は多くの精密な実験で一定値が得られています。やはり光速度は一定値で不変なのでしょうか。特殊相対性理論を裏付ける多くの実験や事象が光電粒子理論でどのように説明されるか見ていきましょう。
あまりに有名な特殊相対性理論を裏付ける実験です。
スイスのCERNとスタンフォード大の加速器を用いた実験でも光速度は一定値でした。
スイス人科学者リッツが提唱した光放射理論はド・シッターによる二重星の観測により否定されたのですが、光電粒子理論での解釈を説明します。
今までの測定実験では超光速は見出されていませ。ではどこに超光速度はあるのでしょうか。
アメリカの気象衛星GOESでの観測で超光速に相当する電子エネルギーが検出されています。
日本の宇宙ステーション「きぼう」のデータでも超光速電子エネルギーが検出されています。
光速粒子は時間がゆっくり進むとした相対論を裏付ける現象です。光電粒子理論では粒子エネルギーが超光速なので地上で観測できるのです。
迎撃ミサイルは反射レーダー波が超光速なので距離誤差が出てしまう？
地上では相対論と光電粒子理論とのドップラー偏移は同じに。
遠方の恒星ほど β が大きくドップラー偏移も大きくなります。
光速度の変化は2回生じます。
のときは実用上の範囲で完全に一致。
横ドップラー効果の測定は困難。H.E.Ivesの実験は再度の検証が必要。
④相対論的ドップラー効果の検証実験
－マッカーサー（D.W.MacArthur）らの実験‐
相対論的ドップラー式は実験で検証されている？
遠方の銀河ほど速い速度で遠ざかっています。このとき地上の観測装置では光速度、振動数、波長はどのように見えるでしょうか。
相対論と光電粒子理論では
の違いがあります。
宇宙の膨張速度は相対論の見込みより遅い。
ハッブル定数から算出する宇宙年齢は160億年。
恒星は固有運動しています。その視線速度は様々であるのに、一様な運動をしているように見えるのはどのような理由でしょうか。望遠鏡の鏡筒に水を満たしたエアリーの実験も解説しています。
フィゾーは水流中に光を通過させて媒質中の光速度を測定しました。検出器で観察された干渉縞の移動量はいわゆるフレネルの随伴係数と呼ばれる係数をかけたものでした。
GPS は生活に欠かせない便利なシステムですが、これは相対性理論を用いているとされています。本当にそうでしょうか。検証してみましょう。
New！
11. 高速で運動するとき質量と運動エネルギーは増大する？
①カウフマン(Walter Kaufmann)の実験など
②ベルトッツイ(W1lliam Bertozzi）の実験
③光電粒子理論では質量は増大しない
3-1 いくつかの準備
光電粒子理論では粒子の衝突により電磁気物理現象を説明します。それは電磁気現象が「場」ではなく、光電粒子の衝突により引き起こされるので、光速度一定の制約から解放されて、時間も空間も短縮しない全く新しい物理世界が見えてきます。
マクスウエル方程式と相対性理論は互いの相性がよく、両理論は矛盾しません。つまり特殊相対性理論を疑うすべての理論はマクスウエル方程式が誤りであること、もしくは条件付きの法則（例えば地上でしか成立しないなど）であることを指摘しなければなりません。
クーロンやファラディの時代では光の速度があまりに早いため一瞬で伝わるとして（遠隔作用説）電磁気現象を記述しました。方程式は伝達する時間もしくは光の速度を含んだものに変更する必要がありました。どのような変更が可能でしょうか。
光の発生機構の一つとしてエネルギー準位差に応じた振動数の光を放出します。これは原子に特有の離散した振動数の光（スペクトル線）を出します。これ以外に重要なものとして入射光電粒子の振動数に原子が共鳴して同じ振動数の光を再放出する機構があります。
電磁波も光も振動数が異なるだけで同じものです。光電粒子理論ではそれらは粒子なので電磁気の物理法則は ①１個の粒子が持つエネルギーと ②粒子の数 の集合体として記述されます。
光電粒子理論ではベクトルポテンシャル A は数学的な利便性から使うことはあっても物理的に何か存在しているものとして位置付けてはいません。
どのようにして理論を構築するのかということになりますが、従来から用いられている電場の強さ E と磁束密度 B に速度ベクトル C0 +V が基本になります。